発想転換の勝利!? 「ケシポン」大ヒット
November 21, 2008 2:55 PM written by 石原明

ちょっと前から「おもしろいな」と注目していた商品がこれ、プラスステーショナリーの「ケシポン」です。いったい何をするものかって? そんなこと聞いちゃったあなたは、少し情報感度を高めたほうがいいように思いますが(笑)、この「ケシポン」は、DMの宛名面などにポンと押すだけで文字を隠せる『個人情報保護スタンプ』なのです。

「へぇ~」と思った方は、スタンプの疑似体験がゲームのように同社のサイトでも試せるので、まずは体験してみてください。

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みなさんの職場にも自宅にも、毎日相当の数の郵便物が届くと思いますが、自分のフルネームや住所までがバッチリ書かれたものをそのままゴミ箱に捨てるのには、誰でも抵抗があるものです。特に、平成17年(2005年)に個人情報保護法が施行されてからは、世の中全体がこうした「個人情報」にとても敏感になりました。

その流れを汲むように、「家庭用シュレッダー」や、「シュレッダーはさみ」みたいな商品を、各社しのぎを削るように開発し、発売を急いだものです。しかし、1通1通、郵便物をシュレッダーにかけるという作業も、やってみると結構大変なもの・・・・・・(ーー;)

そこへ登場したのがこの「ケシポン」というわけ。昨年(2007年)の12月の発売前に、新聞の商品情報欄で紹介されたところ、問い合わせが殺到し、発売後3ヵ月は生産が追いつかず、品切れ状態が続いたといいます。初年度販売目標の60万個を今年6月には100万個に修正しましたが、それも10月までに楽々クリアしたほどの人気ぶりみたいです。

ケシポンの開発担当者は、平成18年に日本で初めて開催されたオフィスのセキュリティーグッズを一堂に集める見本市に出品するための新製品開発を任され、試行錯誤しながらこの製品を作り上げたようですが、従来文字を「表記する」ために使うスタンプを文字を「消す」ことに使おうと思ったその発想こそが、とってもおもしろいですよね。「プラス」に使っていたものを「マイナス」に使おうと気づいたのですから・・・(*^^)v

この事例からよくわかるのは、すでに確実に存在するマーケットに対して、他社と全く違った発想で商品開発に臨むと、安定的なヒット商品が作れるということです。あなたの周りにも、意外とそんなマーケトが眠っているかもしれませんよ。

それにしても、一度、100万個レベルのヒット商品を生み出してしまうと、その人にかかる周りの期待も相当なものになるので、そのプレッシャーに押しつぶされなきゃいいな、なんて余計な心配をしてしまいます。以前、このブログにも書いた「トイレの便座に付ける取っ手」の開発担当者とお会いしたことがあるのですが、「次のアイディアが出なくて困ってます」と頭を抱えていました。

それはともかく、一人の人間のちょっとした気づきから、とってもユニークな商品が誕生し、世の中に影響を与え続けられるのかと思うと、とってもワクワクしますよね。ぜひあなたも、発想力に磨きをかけ、世の中をあっと言わせるような商品やサービスを生み出してください(@^^)/~~~


面白いことをとことんやれば「起業」は必ずうまくいく。
November 16, 2008 4:00 PM written by 石原明

今月のおすすめ本は、「経営者にはぜひこういう本を書いて欲しい!」と、常日頃から私が思っているような理想的な本に出会えたので、この本に決めました。あのフレッシュネスバーガーの創業者、栗原幹雄社長の著書です。

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この本を知るきっかけとなったのは、当社で編集を担当してくれているライターの大島七々三さんが本書にかかわっていたことだったのですが、今どきのビジネス書とは明らかに一線を画すようなつくりの本に出会い、ちょっとうれしくなってしまいました(*^^)v

みなさんもたくさんのビジネス書を読まれると思いますが、最近のビジネス書、どう思います? ノウハウの公開に偏ったものや、"売る気マンマン"の企業出版のようなものが多く、著者や経営者の人間性や人柄が伝わってくるような本って、すごく少なくなってしまいましたよね。

その点、この本は、栗原社長の人柄や考え方がとてもよく伝わってきて、読み進むうちに、なんだか温かい気持ちになれました。以前、タリーズの松田孝太社長が『すべては一杯のコーヒーから』という本を出してファンの心を掴みましたが、純粋な内容の本は、いつの時代も読者に新鮮な感動を与えてくれるものです。

もちろん、ただ単に心温まるエピソードばかりでななく、「経営のヒント」も満載です。栗原氏は、以前、「ほっかほっか亭」の創業に参画し、たった4年で1,000店を突破する大企業に育て上げた人物でもあるのですが、現在は、国内外のフレッシュネスバーガー210店舗の管理運営をわずか30人のスタッフでこなしているそうです。

自らも常に"遊びゴゴロ"を忘れず、仕事が遊びで遊びが仕事...みたいな感じなのですが、そんな日常を送っているからこそ、本当にお客さんが「何を欲しがっているのか」を見極めることができるのだと思います。

これからしばらくの間は、日本のみならず世界のマーケットで"不況"ムードが漂うと思われますが、そんななかでも「欲求市場(これじゃなきゃ絶対ダメ!みたいなマーケットです)」を確実に狙っていけば、われわれ中小企業でも十分勝っていけるはずなのです。
この本の随所から、ぜひそのためのセンスを盗んでください(*^_^*)

おそらく栗原社長は、本を出版することで、FC加盟店を増やそうとか、フレッシュネスバーガーの売り上げを上げようなどという気持ちは、みじんも持ち合わせていないのだろうと思います。純粋に読者に対して、価値ある情報を教えてくれているのです。

世の中の流れからいっても、ちょっとめずらしいタイプの本だと思います。ぜひ一度、手に取ってみてください(@^^)/~~~

オバマ米大統領誕生の影にもうひとつの選挙!?
November 6, 2008 2:37 PM written by 石原明

世界中の注目を集めるなか、アメリカ合衆国の第44代大統領にバラク・オバマ氏が就任しました。うっかり就任演説を見逃した方は、どうぞこちらからご覧ください。国民の熱さが手に取るようにわかります。

ご存じのとおり、今回の大統領選は"歴史的な選挙"となったわけですが、その投票率においても「64.1%」という記録を残しました。この数字は、民主党のケネディ上院議員が共和党のニクソン副大統領を破った1960年の選挙の63・8%を超え、48年ぶりに第2次世界大戦後の最高記録を更新するものとなったようです。

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その背景には、さまざまな要因があると思いますが、この大統領選に乗って、売り上げを伸ばしている企業があるのも、まったくアメリカらしいと思います。

セブンイレブンでは、10月1日から、コーヒー用の紙カップに、民主党のオバマ候補を支持する「青いカップ」と、共和党のマケイン候補を支持する「赤いカップ」の2種類を用意し、アメリカ大統領選挙プロモーションを開始していたのです。

中立の人には、セブンイレブンのカップを用意していたそうですが、顧客が選んだカップは、代金を支払う時にスキャンされ、集計された情報が、翌朝10時までに、ウェブサイトに載るというしかけです。

同社は同様の試みを2000年、2004年の選挙時にも行っていたようですが、「2回ともバッチリ的中した」と言います。もちろん、今回もみごとに的中しました!しかし、同社のPR部長は「誰が勝つのかというよりもこのキャンペーンのおかげでコーヒーの売り上げが伸びている」と語っているのです(*^^)v

もちろん日本には「規制」がありますから、そっくりそのままマネするわけにはいきませんが、何ごとにも、ちょっとした"楽しみ"というエッセンスをプラスするようなこの"感覚"は、販売促進戦略などに、十分活かせるものだと思います。

それにしても、わが国も「国民の政治への無関心」を嘆くばかりでなく、もう少し上手に規制を緩和して、国民の注目を楽しく集める工夫はできないものか・・・などと考えてしまいました(ーー;)

オバマ大統領の誕生で、アメリカ経済、そして世界のマーケットはどんな変貌をみせるのか、しばし注目していきましょう(@^^)/~~~

仕事の不満を"トブ太"に注入!? 全日本ご不満放出選手権
October 29, 2008 2:55 PM written by 石原明

日本労働組合総連合会が先月(2008年9月)開設したサイトが、密かに人気を呼んでいるのをご存知でしょうか?「全日本ご不満放出選手権」というサイトで、そのURLがhttp://booing.jp/(ブーイング・ジェイピー)というのも、かなりイケてます(*^_^*) まずは、あなたもサイトを体験してみてください!

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サイトで遊んでいるお時間のない方のために簡単に解説すると、投稿フォームから、50文字以内で不満を書き込み、「お仕事」「物価高」「恋愛とか結婚とか」などのカテゴリを選択び、さらに都道府県、職業、名前などを入力して、「不満注入」ボタンをクリックすると、コンセントが伸びてトブ太にチャージされます。

チャージされるとトブ太が大きく呼吸を始め、タイミングを合わせてクリックすると、チャージされた不満を噴射しながらトブ太が飛ぶ! ・・・その姿がなんともかわいくて、思わず笑ってしまいます。着地後の画面からは、投稿された不満の分布と自分が飛ばしたトブ太の位置をマップで見ることができようになっていて、そのうえ、ズームすると書き込まれた不満の内容が表示されるようにもなっているんです(@_@;)

連合によると、「労働者に不満を解消するための組合活動を知ってもらう」ことを狙ってこのサイトを開設したそうですが、得てして暗く過激になりがちな話題に、こんな柔らかい発想で臨んだことには、まさに脱帽といった感じです。

連合では、昨年から、非加盟企業のパートや派遣社員など、非組合員に対する労働相談や生活相談にも積極的に取り組んでいて、正規雇用、非正規雇用を問わず、広く労働者の生の声を聞きたいと思っているのだそうです。

株暴落のニュースなどを見るにつけ、経営者としてはつい暗い気持ちになりがちですが、発想を明るくシフトするには、こんな"センス"が多いに参考になると思います。経営者の誰にも言えない愚痴・・・あなたもトブ太くんに注入してみてはいかがでしょうか(笑)(@^^)/~~~


統計数字を疑う -なぜ実感とズレるのか?-
October 19, 2008 5:50 PM written by 石原明

経営者たるもの、さまざまな「数字」と向き合う機会が多いものです。特にマーケティングを構築するうえでは、何らかのデータを参考にする必要が出てくる場合も多いので、私は以前から、統計数字の扱い方みたいなものを、わかりやすく解説した本はないものか・・・と探していたのです。

その結果、ようやく出会ったのがこの本です(*^^)v こうした硬めの内容を扱う本は、ある種の読みにくさが伴うものですが、その点、本書はさらっと書かれているので、かなり読みやすい1冊だと思います。

統計数字を疑う -なぜ実感とズレるのか?-

現在、何らかの企画を進めている方にとっては、リサーチ結果をどう読むか・・・という判断に、相当役に立つはずです。この本は、統計の元データや基準が、そもそもどうやって決まっているかや、数々の統計データがどう作られているかを"裏側"から教えてくれるからです。

統計数字に限らず、経営者が簡単に何でも鵜呑みにすると、いつのまにか会社が大変なことになっていたりするものです(ーー;) ものごとは、裏・表はもちろん、あるときは縦から、あるときは横から、そしてたまには斜めからも眺める必要がある・・・本書はそんなことも教えてくれています。そういった意味では、経営の勉強にもなると思います。

そのほかにも、「男性の平均初婚年齢は29.8歳?」「クールビズの経済効果はどうやって計る?」「交通事故による死亡者が急減している理由は?」など、会話の"ツカミ"としては最適な話題も盛り込まれているので、手元に置いておいて、必要に応じて拾い読みする、という使い方もできると思います。参考にしてください(@^^)/~~~

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