ブログ「石原明の経営のヒント」

小倉昌男 経営学

最近よく講演会などで、 「会社経営は年を追うごとに簡単になっている」というお話をするんですが、その大きな要因のひとつは、「物流」が簡単になったことにあります。

そんな物流革命を起こしたのは、ヤマト運輸の元会長、小倉昌男氏。この本の著者です。先日、本棚の整理をしていてこの本を久々に手に取りました。1999年の発行ですから、かなり前の本になりますが、すばらしい内容なので、今回あらためてみなさんに紹介します。

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 日経BP社 1,470円(税込)

今の時代、起業に際して、経営者が「物流」を考えなくてもよくなったのは、この人のおかげなんです。周りからは「絶対儲からない」と言われた個人宅配の市場を切り開き、『宅急便』によって物流の世界と、人々の生活をガラッと変えてしまったのですから。

個人の荷物が、翌日には目的の場所に届くなんて、ひと昔前には考えられないことでした。ネットの普及とともに、宅急便はますます重要なポジションを担うことになったわけです。

さらに、宅急便ビジネスは、そこで働く人たちにも喜びを与えました。会社相手の物流では、ドライバーは文句こそ言われるものの、届け先からお礼を言われるなんて経験はほとんどなかったはずですが、それが個人宅配になったとたん、「ご苦労さま」とか、「わぁーもう届いたの!ありがとうございます」なんて、感謝の言葉をたくさん受け取ることになったわけです(*^^)v

これまで、物流の世界で働くドライバーたちは、より大きなトラックに乗ることがプライドであり、仕事のモチベーションだったわけですが、宅配の仕事をするようになって、「お客さんに感謝される」という、新たなモチベーションを得たわけですね。

ひとつのビジネスモデルが、お客さんとそこで働く人たちの両方に喜びを与えるというのは、本当に素晴らしいことです。経営者の姿勢として、見習うべきことがたくさんあると思います。

以前、読んだことのある人も、ゴールデンウィークなどを利用して、もう一度読み直すことで、経営の深みにじっくり染まってみてください(@^^)/~~~

経営コンサルタント石原明 公式サイト 石原明.com
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