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ブログ「石原明の経営のヒント」

ネット系企業で逸材発掘の秘策?!

昨年あたりから、採用市場も一気に活気づき、どこの企業でも優秀な人材確保に頭を悩ませていると思いますが、そんな中、まったく新しい方法で採用活動を始めた会社があります。ソーシャル・ネットワーキング・サービスの代表格であるmixi(ミクシィ)は、仮想世界のセカンドライフ内に採用オフィスを設け、来春卒業予定の大学生らを対象に、募集情報を発信し始めました。

mixi.jpg

セカンドライフについては、以前このブログにも書きましたが(ご存じない方は、まずこちらから読んでみてください)、今や、さまざまな日本企業がマーケティングに活用し始めた中、「採用」に使おうと考えたのは、おそらくmixiが初めてだろうと思います。

「新しい情報やサービスに敏感で、それを自分でつくる意欲のある人にアプローチしたかった」とmixi側では説明しているようですが、セカンドライフの住人となった学生たちがオフィスに入ると、会社概要や学生へのメッセージなどの情報がもらえるほか、常駐するmixiスタッフと自由に会話もできるそうです。

さらに驚くべき方法で、採用を始めた企業があります。着メロで知られるドワンゴは、なんと「2ちゃんねる」で社員募集を始めたというのです。

2月19日に、2ちゃんねるのプログラミング関連の掲示板内にスレッドを立て、技術系社員10人を募集したところ、実在の人物からと思われる応募は38件あり、書類審査で13名に絞り、5人が面接まで進み、そのうちの3名を採用したといいます。

応募要綱がまたユニークで、学歴は中卒か高卒に限り、大学生の場合は「卒業の意思がない方」としています。さらに、当初は「日本語で十分コミュニケーションがとれる方」としていた条件も、「なんとかコミュニケーションがとれる方」に緩和したそうです。

会社側では「潜在能力のある、とがった人材の発掘」が狙いだと説明していますが、1部上場企業としては、かなり勇気ある決断だと思います。しかしながら、常に優秀な技術者が不足している業界ですから、この方法で、1人でも天才プログラマーを発掘できれば、しめたものかもしれませんね。しかも、採用経費はタダ同然ですから。

方法論はともかくとして、一般企業が「いかに多くの学生を説明会に集めるか」にしのぎを削る世の中で、日本中から3人でも探せればいい、と『逆制限』したこの会社の発想は、かなりおもしろいと思います(*^^)v

「技術力を持ちながら、就職や仕事にうまく結びつけられない人が2ちゃんねるを見ていると考えた」と、ドワンゴの採用担当者は語っていますが、「どの池で魚が釣れるかな」と、つり場を選ぶつり師のようだなぁ…なんて、ちょっと思ってしまいました。

この発想は、採用に限らず、自社のお客さんがどこにいるのかを考える際にも、多いに参考になるはずです。情報化社会の到来で、ますます経営者の発想力やセンスが問われる世の中になったのかもしれません(@^^)/~~~


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