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サンプル配布の究極の形?!「サンプル・ラボ」大人気

すっかり成熟した日本の消費社会では、興味のない「試供品」をタダでもらっても、ゴミと一緒に捨てられてしまうのが関の山でしたが、このところネットの世界では「サンプル百貨店」や「モラタメ.net」など、興味のある人に会員登録してもらい、商品サンプルを効率的に配る仕組みが登場していました。

これを知ったときも「かなり頭いいなぁ~」と感心し、私の主宰する「高収益トップ3%倶楽部」の会員向け月刊誌「経営情報レポート」で取り上げたりしたのですが、さらにその上を行くサンプル配布の仕組みが登場したのをご存じでしょうか?

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その名も『サンプル・ラボ』。今年7月に東京・渋谷区の神宮前にオープンした、企業のサンプル品を配るためだけのリアル店舗で、約330平方メートルの店内には、食品や日用雑貨メーカーの新製品(試供品)などが、なんと100種類以上陳列されています。

オープン初日には、なんと1500人以上の人が押しかけ、その後は整理券を配り1日5回の入れ替え制にして1日800人に入場制限され、さらに今月19日からは「完全予約制」になっているみたいです。路上にキャンペーンガールを立たせてサンプルを配ったり、多大な費用をかけてイベントを開催しても、これだけの人にサンプルを配るのはかなり大変だと思いますが、「仕組み」を整えただけで、サンプルを欲しい人が勝手に集まってくれるわけですから、まさに「やられた~」って感じですよね(*^^)v

この店舗を運営するのは、「メル・ポスネット」という会社で、大都市部へのチラシ配布や街頭での試供品配布を手がけてきた会社です。「自分で欲しいものを取りにきてもらうのが、試供品配布の本質」と考えたそうですが、使用後のアンケートなどを効率的に取ることなどを考え合わせ、究極のサンプル配布の形を模索していったのでしょう。

一見、ネットでやった方が経費の面でも効率的に思えるかもしれませんが、人には「実際に手にとってみたい」という欲求もありますし、スピードアップした今の世のなかでは、注文後に送られてくる、というのもなんだかまどろっこしくて、「すぐその場で欲しい」と思う人が増えたのかもしれません。

いずれにしても、これからの時代は「ネットとリアル」をどう融合させていくかが、成功のポイントとなりそうです。ちなみに、サンプル・ラボに入会するには、300円の入会金と1000円の年間フリーパスが必要ですが、気に入った商品を原則1日5点まで、自由に持ち帰ることができます。

さらに、展示スペースは、2週間単位で企業に提供していて、1箇所平均で約25万円が展示スペース設置料だそうです。その他、アンケートデータの情報提供料などが、このサンプル・ラボの収入源となるわけですが、ざっと試算しただけでも、かなり収益が上がるはずです。

ですが、サンプルを置く企業側にとっても、サンプル配布のため人件費や、郵送料等と照らし合わせても、かなりメリットがありますよね!(^^)! ビジネスの世界では、誰もが喜ぶ仕組みを提供したところに、かならず軍配があがるものです。

このサンプル・ラボもそうですが、私は最近「ネットのリアル化」に、とても注目しています。たとえばネットで流行っていることを、リアルのビジネスにすると、かなり面白いと思うんです。もちろん、その逆もありですが・・・この事例を参考に、ぜひアイディアを絞ってみてください(@^^)/~~~