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親子二世代を狙い撃ち!? エポック社の野球盤

プロ野球セ・リーグの巨人優勝を受け、巷は「優勝セール」などで盛り上がっているようですが、昭和33年の発売以来、時代の荒波にもまれながらも、密かに盛り上がり続けているゲームがあります。みなさんご存じ、エポック社の『野球盤』です。

今月(2009年9月)発売された『野球盤ライブスタジアム』は、これまで要望の多かった「電光掲示板」を搭載してナイター気分を盛り上げます。電光掲示板にはイニング数や得点、ストライク・ボール・アウトなどが表示されるのはもちろん、実況アナウンサーの音声まで流れるスグレモノなんです(@_@;)

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野球盤はあの東京タワーと同い年ということになりますが、当時の大卒の初任給が1万2千円程度とされていた時代に、初代野球盤は1,750円という高価格だったにもかかわらず、あっと言う間に在庫がなくなったそうです。

というのも、その年はちょうど長嶋茂雄選手が巨人に入団した年にあたり、野球人気が高まっていたのです。その後、1972年に漫画「巨人の星」の大リーグボール2号をヒントに「消える魔球」が登場してから、野球盤人気は不動の地位を築きました。最盛期の74年には、エポック社の前に納品を待つ問屋さんが列を作ったという逸話もあるほどです。

しかし、80~90年代になると状況は一変(ーー;) ファミコンに始まるテレビゲームの台頭や、サッカー人気に押され、その販売数はしだいに落ち込みを見せたのです。そこで同社は2000年以降、「大人の需要」を強く意識し始めました。特にかつて野球盤を楽しんでいた30~40代の男性をターゲットに、今度は自分の子どもと一緒に遊んでもらおうと考えたのです。

懐かしさを誘うよう復刻版を発売したり、今どきの子どもたちにも抵抗なく楽しんでもらえるように、人気ゲームソフト「実況パワフルプロ野球」との共同企画でゲームの実況や歓声が鳴り響くように工夫したり、メジャーの松坂大輔投手が投げたとされる「ジャイロボール」を再現した新たな魔球を投入したり...と、各方面から努力を重ねました。

また、企業や団体向けに『オリジナル野球盤』を提案。実際の球場に広告を出す余裕はないにしても(笑)、野球盤でなら、ちっちゃく夢をかなえられます(*^^)v 自社商品を「広告メディア」にしてしまった点においても、なかなか秀逸な企画だと思います。

そんな努力の甲斐あってか、ここ数年で徐々に人気が戻りつつあるそうです。70年代には年間100万台以上を販売したこの野球盤が、果たしてどこまで人気を盛り返せるか...。商品やビジネスのサイクルは年々加速する一方ですが、50年以上売れ続ける商品づくりという点でも、ぜひヒントにしてください(@^^)/~~~

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