ブログ「石原明の経営のヒント」

2016年型のビジネスモデルは『ベビーメタル』から学べ!?

2015年もいよいよ最終週を迎えましたが、みなさんにとって今年はどんな一年だったでしょうか?

このところ、様々なメディア取材や顧問先の社長さんから「来年はどんな年になるのでしょうか?」といった質問を多く受けてきましたが、私が今、ガゼン注目しているのは『BABYMETAL(ベビーメタル)』です(#^^#)

『ベビーメタル』・・・???・・・頭の中にはてなマークがいくつも並んでしまった方は、情報感度がかなり鈍ってますので、早急にアンテナのメンテナンスが必要かもしれませんよ(笑)。

知らない方のためにちょっとだけ説明すると、『ベビーメタル』は"アイドルとメタルの融合"をテーマに誕生した日本人女性3名からなるユニットで、来年はいよいよワールドツアーで本格的に世界征服か!?ってところまで来ています。



もともとは女性アイドルグループ「さくら学院」内のクラブ活動ユニットのひとつとして2010年秋に結成されたのですが、2012年からはバックに「神バンド」と称される凄腕ミュージシャンらを配し、あのレディー・ガガの前座を務めるなど、その活躍ぶりはめざましいものがあります。

"本気"のヘビーメタルをバックサウンドに激しいダンスと可愛い歌詞を歌う彼女たちは、今、世界中から熱い視線を集めているわけですが、YouTubeにライブ動画なども多数上がってるので、「知らなかったー!」という方は、ぜひこの機会にチェックしてください♪

で、私がなぜ『ベビーメタル』に注目しているかというと、日本の中小企業が目指すべき次世代のビジネスのカタチだと思うからです! 最先端いってる人や尖った人たちのセンスにバシッと当てた商品やサービスをリリースすれば、あっという間に【勝手に世界でブレイク!】できるという、絶好の事例じゃないでしょうか(*^^)v

もちろん、これまで日本にも、ヘビメタバンドは数々あったわけですが、失礼ながら彼らが世界でブレイクするには、かなりハードルが高かったんじゃないかと思います。
そこにアイドルの女の子3人が出てきて、スコン!と世界に出ていってしまう・・・ヘビメタ業界(?)では「こんなの認めない!」というアンチテーゼもあるようですが(笑)、世界で認められちゃったら、そんなの関係ないですよね。

じつは私は、2016年のキーワードを【コラボレーション】と読んでいるのですが、近年アニメや漫画など、世界に通用するコンテンツは「優秀なプラットフォーム」のもとに制作されるケースが多く、原作・作画・編集・広告宣伝・グッズ化など、それぞれの分野で秀逸な才能が集まって、入念につくられているわけです。

ビジネスもまったく同じで、これからの時代は、それぞれの技術や能力を掛け合わせ、一社でやるよりも数倍ダイナミックに、かつスピーティーに成果を上げる・・・そのためには、経営者のセンスや人脈がモノを言う時代です。

ヘビメタにアイドルを掛け合わせたように、自社にはどんなコラボの可能性があるか・・・年末の忙しいさなかではありますが、『ベビーメタル』を聞きながらテンションを上げ(笑)、楽しみながらあれこれ発想を拡げてみてくださ~い(@^^)/~~~

逆境経営―山奥の地酒「獺祭」を世界に届ける逆転発想法

唐突ですが・・・「獺祭」・・・この漢字、読めますか?

この2文字がすんなり読めるかどうかで、あなたがイケてるビジネスパーソンかどうか、ある程度の察しがつきますが(笑)、「獺祭(だっさい)」の「獺」の訓読みが「かわうそ」であることまで知っていたら、かなりのツウかもしれません(#^^#)

今回ご紹介するのは、いろいろな意味で日本酒のマーケットを大きく変えた「獺祭」の蔵元である旭酒造株式会社 代表取締役社長 桜井博志氏のご著書で、11月27日にリリースする有料版ポッドキャスト『石原明の経営のヒント プレミアム』の「今月の一冊」のコーナーでもご紹介させていただいたんです♪


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先代であったお父様の急逝を受けて、蔵を継ぐことになった櫻井社長ですが、日本酒の新しいマーケットを創造したという意味においては、日本広しと言えども、この「獺祭」の右に出るお酒はないんじゃないかと思います。

同社は山口県の岩国市にあるのですが、「地酒」という言葉どおり、そもそも地方の酒蔵で醸されるお酒は、地元消費を中心に据えていたものです。ところがこの「獺祭」の中心マーケットはズバリ大都市! 東京のみならず、ニューヨークやパリなど、食通が通う飲食店を中心に、みるみるうちに販路を拡大していきました。

この「獺祭」は、ほぼ全量を「純米大吟醸」にするという、他の酒蔵ではありえない戦略を取ることで、これまで日本酒を飲むことのなかった女性たちに「なにコレ!おいしい!!」と言わせ、「このお酒を知らなきゃモグリよ」といったムードで、日本酒マーケットをみごとなまでに変えていったのです。

ご存じのとおり、国内の日本酒市場は縮小の一途をたどっているわけですが、櫻井社長のように、常に「新しいマーケット」に目が向いている経営者にとっては少しも問題ないわけで、女性マーケットしかり、海外マーケットしかり、これまで日本酒を飲まなかった層に買ってもらえる酒としての「獺祭」の軌跡がギュッと詰まった本書は、悩める経営者にぜひ読んでもらいたい一冊です。

じつは櫻井社長を、12月5日(土)に行うポッドキャストの公開収録【ウィンタースペシャルin渋谷】の特別ゲストにお招きしていて、もうすぐお目にかかれることを、私も心から楽しみにしているところです。番組ができたらまたお知らせしますので、ぜひチェックしてくださいね(@^^)/~~~

話題の新刊『絶対儲かる「値上げ」のしくみ、教えます』

2015年9月4日、構想と執筆に2年あまりの歳月をかけた渾身の一冊が世に出ました。私にとっては久しぶりの新刊『絶対儲かる「値上げ」のしくみ、教えます』(ダイヤモンド社)ですが、出版前からアマゾンに900冊以上の予約注文が入ったらしく、各ネット書店でもしばらくの間品切れ状態が続くという"異例"の船出となりました(#^^#)


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また、コンプライアンスに厳しいダイヤモンド社が「絶対に儲かる」というタイトルを付けてくれたこと自体"異例"だと思うのですが、出版までに2年もかかってしまった理由は、原稿を書いた後、顧問先や周りの経営者の方に読んでもらい、感想を聞くことはもちろん、読んだ方が実際に"値上げに向けて行動を起こすか?"そして"成果を出してもらえるのか?!"を丁寧に確認していたからなんです。

正直なところ、経営者なら誰もが「値上げ」にトライしたいと思っているはずなんですが、値上げに対する正しい理解"と自社でもできるという"実行可能な具体的事例"がないと、実際に行動に移すことは難しく、また実行に移しても成果が出ることはまずありません。

だからこそ、本書はそのレベルまで内容をチューニングするのに、大きくは3回、内容そのものを見直しました(ここまで注意深く原稿を書いたのは、初めてかもしれません)。原稿を読んだ経営者からは、あまりに内容が凄すぎるので「マジで出版を取り止めて欲しい!という声も多数あったほどです(笑)。

デフレ経済が長く続いたせいか、日本では「1円でも安くて良いものを提供するのが良い会社」とばかり、真摯な努力を重ねるマジメな企業が後を絶ちません。とくにBtoBでは、お客様は神様とばかり、泣く泣く"値下げ"している会社も多いと思うのですが、その行為が、結局は会社の寿命を縮めているのだということにお気づきでしょうか?

先日も、ポッドキャスト『経営のヒント+(プラス)』で、「同じ製品で価格を上げるためには、どうすれば良いでしょうか?」といった質問にお答えしたのですが、私に言わせれば、「モノの値段をどう決めるべきか」をわかっていない経営者があまりにも多すぎます!!

私がこの本で教えたかったは【マーケットの定義】であり、原価から算出したり、競合他社との比較で決まる値段とは別次元にある【その商品やサービスの値段は、使う側が感じる価値で決まる】という概念を、ぜひ十二分に理解してほしいところです(*^^)v

日本人はあまりにも「定価」の社会に慣れ切っていますが、本来ビジネスというものは、同じ商品をA社とB社に違う値段で売っても、まったく構わない世界なんです。たとえばこの商品やサービスを使うことでB社の利益が2倍になるなら、A社より高い値段でも納得してもらえるのではないでしょうか。

このあたりは、ダイヤモンド社の【書籍オンライン】でも詳しく解説していますので、こちらもチェックしてください↓

第1回:値上げが正しい企業努力です!

第2回:儲けたいなら、値下げはダメ

第3回:儲けたいなら、顧客を選ぼう

第4回:儲けたいなら、価値を伝えなさい

第5回:儲けたいなら、競争のいらない経営へ

第6回:「値下げ」と「値上げ」、本当に儲かるのはどっち?

第7回:「BtoB」と「BtoC」、値上げしやすいのはどっち?


また、来たる10月29日(木)13時30分から、東京目白 椿山荘ホテル東京 アンフィシアターにて、出版社主催の【著者セミナー】がありますので、私に直接質問できる貴重な機会としても、ぜひご活用ください(@^^)/~~~

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