ブログ「石原明の経営のヒント」

日本一の大投資家から教わった人生でもっとも大切なこと

今回ご紹介するのは、本田晃一さんの新刊ですが、もともと彼とは知り合いで、先日久しぶりに一緒にお茶をして、この本を献本していただきました(*^_^*) 

久しぶりの本田さんは変わらぬ笑顔、いや前にも増して"幸せオーラ"を放っていたように感じましたが・・・この本を読んで「なるほど~!」と納得できました(笑)。


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本書は「タマゴボーロ」や「麦ふぁ~」でおなじみの竹田製菓の竹田和平会長と500回以上寝食を共にして書き上げた渾身の一冊ですが、竹田氏は知る人ぞ知る日本一の個人投資家。自らを「花咲爺」と名乗り、その「まわりに福を与える生き方」に感動を覚える人も少なくありません。

本田さんは当初「ウマイ投資の秘訣でも聞ければなぁ~」のという軽い下心もあって(笑)、竹田氏に近づいていったようですが、結局のところ「和平哲学」や「帝王学」を学ぶことになり、前よりもっともっと幸せに生きられるようになったわけです(*^^)v

じつは私も「帝王学」は研究中でして、いつの日かクローズで、選ばれた人だけが参加できるセミナーを開こうなどという計画もあるんですが、「帝王学」を学ぶには"下地"のようなものが必要で、一般に広く理解されるようなものではないため、書籍にするには難しい部類の話なんです。

ですから、本当の「帝王学」は口伝が多く、真実は創業家一族しか知らない・・・みたいな世界なわけですが、この本のように、それを学んだ人のフィルターを通して書かれた本はとても読みやすく、それも「本田晃一」という特別なフィルターを通して出てきた文章には、ものすごい価値を感じます。

「成功したければ成功者に聞けばいい!」・・・こうしたシンプルな思考ができる人って、意外なほどに少ないものです。ですから、若い世代の方はとくに、この本に描かれている本田さんの生き方そのものが刺激になると思います。

秋の夜長、グラスでも傾けながら、この本片手に"脳内劇場"を繰り広げ、自らの生き方を"哲学"してみてはいがかでしょうか(@^^)/~~~

宅配ピザが「お持ち帰り」でもう1枚無料!?

暑かった夏も終わろうとしていますが、先日出張先のホテルで、夜中に何気なくテレビをつけたら「ドミノピザ、お持帰りでもう1枚無料!」というCMが流れてきました。宅配ピザって意外とよいお値段で(笑)、夏休み中の子どもたちにとっては、ピザを注文できる日は「特別な日」だったりしますよね(*^_^*)

そのピザが「もう1枚無料」なんて、ちょっと夢のような話ですが、職業柄、ビジネスモデルの裏側を読むのが習慣となっている私は、「うまいこと考えたなぁ~」と感心し、それに刺激されて脳がグルグル動き出し、朝方まで眠れなくなってしまいました(笑)。


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どうして私が眠れなくなったか・・・いまいちピンと来ない人のために解説しますが、この何気ないキャンペーンが、業界のビジネスモデルを丸ごと変えてしまう可能性すらあるからです。

考えてみれば、宅配ピザの価格設定には、配達スタッフの人件費、バイクの維持費+燃料費、保険料などなどが含まれているわけで、店舗まで取りに来てくれるなら、その経費が丸々いらないわけですから、1枚無料にしても、決して損はしないはずなんです。

もっというと、このキャンペーンが浸透して、お客さんに「取りに行く」という習慣が生まれれば、車が止めやすい便利な場所(たとえば、ショッピングモールの一角とか)に、テイクアウト用の窓口だけある小型店舗を増やす・・・みたいなビジネス展開もアリでしょう。

このキャンペーンによって、消費者の習慣づけができると考えれば、短期的に利益率が落ちても、将来的には十分な"おつり"が来るはずです。お客さんを喜ばせながらマーケットを動かすって、こんな感覚なんですよね(*^^)v 

そういえば、以前、私の主宰する『高収益トップ3%倶楽部』の勉強会のゲストに、「フレッシュネスバーガー」の創業者である栗原幹雄氏をお呼びしたことがありましたが、そのフレッシュネスも、今年(2014年)6月、品川区に初めて「持ち帰り&宅配専門」の店舗を開いたようです。

東急目黒線武蔵小山駅からほど近い場所のお店ですが、もともと25席しかない小型店舗だったので、調べてみたら約5割のお客さんが「テイクアウト」していたそうです。だったらそれに特化しようと、客席をつぶしてバイクの駐車場にし、『FRESHNESSホームデリバリー』という業態を生み出しました。

初月から売上げ2割増という好調ぶりを受け、多店舗化も視野に入れているそうですが、従来の店舗より小さなスペースで出店できるので、賃料が抑えられる分、利益率の高いモデルになりそうです。

こんなふうに、成熟市場においても、経営者の発想しだいで、まだまだ売上げも利益も伸ばせるはずです。この事例を参考に、楽しく発想を拡げてみてください(@^^)/~~~

アンのゆりかご 村岡花子の生涯

今回は、現在NHKの朝ドラで放映されている「花子とアン」の主人公・村岡花子さんの生涯を、お孫さんである村岡恵理さんがお書きになった新潮文庫の1冊をご紹介したいと思います。

この本には、決して裕福とはいえない育ちの中で、自らの内に眠る想像力と感性を育み、当時としては大変珍しい女流翻訳家として成長していった花子さんの姿が、とても魅力的に描かれています。


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NHKの朝の連続テレビ小説といえば、「あまちゃん」の大ヒットが記憶に新しく、ドラマが終了した当時は「あまロス」などという言葉も流行りましたが、あまちゃんの平均視聴率が20.6%だったのに対し、後番組の「ごちそうさん」は、それを上回る22.3%をたたき出し、今回の「花子とアン」はその上を行くのではないかと、数字のほうでも注目を集めているようです。

それにしても、15分番組というのは絶妙な枠で、朝の忙しい時間に30分~1時間テレビの前に座っているわけにはいかないけれど、「15分ならまぁいいか」と、習慣化されやすい長さだと思います。

そして人間は一度習慣化すると、後は考えずに同じ行動を取ってしまうもの・・・つまり、その枠でヒット作を出せば、後番組はとても有利なわけですね(*^^)v

NHKさんも、「あまちゃん」の大ヒット後、千載一遇のチャンスとばかり番組制作に力を入れているのでしょうが、そのおかげもあってか、今や出版界には、ドラマのヒットで後発的に本が売れるという"逆マーケティング"現象が起きているのです。

従来は、秀逸な小説があって、それがドラマ化されたり、映画化されたり・・・という流れだったと思うのですが、今回の『赤毛のアン』関連書籍も、たぶん昨年とは比較にならないくらいの売れ行きをみせているはずです。

まぁ、きっかけはどうあれ、マーケットが動いて本が売れ、しかも普段はビジネス書しか読まない層が「小説」を手にとってくれるなら、大変喜ばしい現象だと思います。最近のメルマガでもお話しているとおり、読書は教養や人格をつくる上で、とても重要な役割をしめているからです。

それにしても、この本を手にして、改めて「100年先の人にも読ませたい内容は紙で残しておくべき」だと思ってしまいました。たしかに電子書籍もいいですが、みなさんにはぜひ、紙でこそ味わえる質感を大切にする、筋金入りの読書家になってほしいところです(@^^)/~~~

経営コンサルタント石原明 公式サイト 石原明.com
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