ブログ「石原明の経営のヒント」

介護にいくらかかるのか?ーいざという時、知っておきたい介護保険の知恵

おすすめ本のブログが続きますが、今回ご紹介するのは、私がお世話している長谷川嘉哉先生の2作目の著書です。長谷川先生は岐阜県土岐市において、「認知症専門医」としてご活躍中で、講演活動なども積極的になさっているほか、医療法人ブレイングループ理事長という経営者の顔も持った方なんです。ポッドキャストでは、『介護事業の知的創造コンサルティング』という番組を毎週水曜日に無料で配信されています。

医師にはめずらしくビジネスセンスもバツグンで、また「お金」にもむちゃくちゃ強く(笑)、かねてから「お金の本が書きたい」ともおっしゃっていたくらいです。今回は自ら手がける介護事業と一般にはわかりにくい保険や制度の話を上手くドッキングして、「医師が教える介護にまつわるお金の話」をとてもわかりやすく書き上げてくれました。


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今では、他県の介護事業者から経営相談を持ちかけられるようなこともあるそうですが、そんなお忙しい長谷川先生が、なぜ本書を出版したかというと・・・じつは、この本の役目は「全国から講演の依頼を集めること!」なんです。先生の講演はとても評判がいいので、「毎年お願いしたい」といった感じでリピートオーダーされることも多いそうですから、この機会に「長谷川先生の認知度を飛躍的に広げよう作戦」を進めているところです(^_-)-☆

早くもその作戦が功を奏し、本書で触れた民間の「介護保険」の話に着目した保険会社からの講演依頼も入ってきているみたいです。本が売れない時代ではありますが、長谷川先生の場合は、ご自分の講演会やセミナーに、その土地で一番大きい(もしくはやる気のある)書店さんをお呼びして、その場で著書を売ってもらう、というしくみをつくっているのです。書店さんへの声かけも、ご自分でなさるみたいですよ。

中にはその場で数百冊売れる講演もあるみたいですから、お呼びした書店さんも喜び、その場で買えて便利だと参加者の方たちも喜び、出版社も喜び、本人も嬉しいというプラスのスパイラルが生まれていくわけですね(*^^)v こういうしくみを回しているおかげで、処女作もこの2作目も、いずれも増刷されているようです。

もちろん、本そのものの内容が良くなければ、このスパイラルは長く続かないわけですが、その点本書は、今後わが国が向かっていく高齢化社会において、「もし介護状態になってしまったら」という誰しもがかかえるリスクに対して"前もって知っておいたほうがいいコト"をとてもわかりやすく解説してくれているという点でも、価値ある一冊だと思います。まさに「知らなきゃ損!」という類の情報が満載なのです。

ちなみに、人生で一番怖いのは「死なないけど働けない状態」だそうです(>_<) たとえそうなっても、住宅ローンは待ってくれないわけですが、公的介護保険をはじめとする社会制度や、民間の保険への"生きた知識"を深めておくことで、そんな局面をも乗り越えられるのだと、この本は教えてくれています。ご自分はもちろん、大事なご両親やご家族のために、「人生のリスクヘッジ」として読んでおかれてはいかがでしょうか(@^^)/~~~


奇跡の製造業 -潰れない会社を作るための5つのノウハウー

今回のおすすめ本としてご紹介するのは、『奇跡の製造業』です。私の主宰する『高収益トップ3%倶楽部』の会員のみなさんには、先月の「FAXエクスプレス」でもすでにご紹介しましたが、このところ円高が加速し、さらなる厳しさと直面している製造業の経営者も少なくないと思います。

本書は、月刊誌「日経トップリーダー」が、過去に特集記事として掲載した企業の中から、10年後、20年後も確実に、そして輝かしい業績を上げながら生き残るであろう優秀な企業を選定して、書籍として再編集したものです。

売上げが半減しても潰れない「樹研工業」、日本の製造技術をデータベース化した「イプロス」、"世界一が否か会議"で常に世界目線の「マニー」など、この本に描かれている、独自のスタイルを元気に貫く経営者の姿には、大いに励まされることでしょう(*^_^*)


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日本の製造業はまさに大変革期にさしかかり、同誌が「大倒産時代」といういささかショッキングなキャッチをつけるほど、大変な局面を迎えているわけですが、これからの時代、生き残るには"突出する"以外に道はありません。本書に登場する企業に共通するのは、「うまく行っている他社のマネをしなかった」ことに尽きると思います。

そういう視点で読み込んでいただくと、さらにおもしろいと思うのですが、右肩上がりの時代には、うまく行っている会社のマネをしていれば、大抵の会社は順調に経営していけたと思います。しかし、時代は変わったのです! いつも私が言うように、これからの日本のマーケットは縮小の一途をたどるわけですから、他社のリサーチを行うときも、マネするための調査ではなく「マネしないための調査」をしなければなりません。

栃木県宇都宮市にある医療機器メーカーの「マニー」などはまさにそうで、「世界一」にこだわる強い執念を持っています。それを支えるしくみが「世界一か否か会議」というユニークな会議なのですが、半年に一度開かれるこの会議では、社長以下経営陣が一同に会し、「品質」「価格」「納期」において「世界一」の水準になるまで開発をすすめていくよう指令を出すと言います。

また、以前『高収益トップ3%倶楽部』のゲストにも来ていただいた「イプロス」は、これまで業界や技術分野ごとに縦割りだった製造業の世界に、初めて横に繋ぐネットワークを構築した会社です。日本の製造技術をデータベース化したそのサイトは、今や日本のエンジニアの3分の1が利用する"お化けサイト"となっています。同社自体はものづくりをしているわけではありませんが、周辺ビジネスとして成功したとっておきの事例でしょう。

もうひとつ、これらの企業の共通項を探すなら、経営者がみな「会計」に強いことです。景気のいい時代には仕事がデキればうまくいったのですが、世の中が悪くなってくると、とりわけ「財務」に弱い経営者が舵取りをしている会社は、存続さえ危うくなってくるものです(ーー;) 本当に厳しい局面では、「売れるモノは女房以外すべて売る」くらいの覚悟を持つことが必要なのかもしれません(笑)。

それはともかく、この本をじっくり読むと、「経営者が信念を持つこと」の重要性に、あらためて気づかされます。独自のスタイルを貫いた経営者には、「衰退産業なんて関係なし」といった本物の強さがあるのです。ぜひ、本書からいい刺激を受け取ってください(@^^)/~~~

「ディナー・リザベーションチケット」で東北の復興を支援しようというアイデア

震災以後、各方面で東北復興支援の動きが高まっていますが、仲良くさせていただいている編集者さんが、素敵な企画を手がけました。被災地で炊き出しをしている東北の人気レストランのシェフたちを資金的に援助しようと、『ディナー・リザベーションチケット』の販売を始めたのです。

その趣旨に賛同した優秀なクリエーターさんが、クオリティの高いチケットを製作してくれたようですが、このチケットを1人分1万円で販売し、炊き出しにかかる実費(食材費、燃料代など)を広く集めようという試みです。


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岩手県奥州市前沢にある一軒家フレンチレストラン「ロレオール」、岩手県大船渡市の海の幸をふんだんに使ったイタリアンレストラン「ポルコ・ロッソ」(現在は休業中)、宮城県仙台市の独創的イタリアン「アルフィオーレ」、山形県鶴岡市の地産地消に取り組んできたイタリアンレストラン「アル・ケッチァーノ」の4店を対象に、お店が続く限り有効な予約チケットです。

4店とも、都内からわざわざ食べにいくお客さんもいるような名店ですから、おそらく既存顧客から資金援助を募れば、それなりの金額は簡単に集まると思います。しかし、わざわざこうしたチケットを作って販売する意図は、実際にそのお店を訪れて美味しいお食事をいただいたお客さんの喜びと、そのこと自体が励みになるシェフたちの「リアルな感情」が絡まって、そこに間違いなく"パワー"が生まれるからでしょう。

また、経営視点で見ると、「未来の仕事をお客さんに買ってもらう」という信用取引でもありますから、これまでの実績があってこそ出来るビジネスではありますが、資金集めのアイデアとしては、なかなかイケてますよね(*^^)v

この取り組みは「読売新聞」にも取り上げられたようですが、このチケットをご希望の方は、各店舗にご連絡いただくか、『Fullname project(フルネーム・プロジェクト)』あてにご連絡ください。同プロジェクトのページでは、こんなふうに紹介しています。

東北の友人・知人へのギフトとしてもいいと思いますし、もちろん遠方から足を運んでいただければ、それこそ復興支援になると思います。ぜひ、心ある方は協力してあげてください(@^^)/~~~

経営コンサルタント石原明 公式サイト 石原明.com
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