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石原明のおすすめ本ライブラリー

スターバックス成功物語

『スターバックス成功物語』

“理念の高さ”がどれほど組織作りを加速させるかを教えてくれる本

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本の内容・おすすめのポイント

企業の発展が確実に5年は速くなる

この本は、私が経営者の方に5冊だけ薦めるとしたら、その中には必ず入る、というくらいの1冊です。

自社を規模的に大きく発展させたいとか、社会的にも大きな役割を果たしていけるような企業に伸ばしていきたい考える経営者や起業家には、ぜひ少しでも早い時期に読んでおいて欲しい本です。

企業を発展させていくと考えたときに、企業の規模の拡大に合わせてどうやって人事を入れ替えていくか? 成長を続ける企業は、発展のステージごとに新しい課題に次々に直面しますが、そこで出会う現実と創業者が守ってきた思いとがぶつかったときに、どう考えて決断していったらいいか? 譲ってもいいこと、そして譲ってはいけないことは何なのか・・・?

スターバックスの可能性に惚れ込んだ起業家ハワード・シュルツ氏の選択と決断、またその時々の思考や感情、思いなどが、スターバックスの成長の軌跡を追いながら描かれていきます。

この本から得られることを通して、私は「組織の発展(組織化)が5年速くなる」と思っています。初期の5年が早まるということは、トータルで20年・30年くらいの違いが出てくると考えていただいていいと思います。

経営陣の役割は発展のステージごとに変わっていく

企業が発展していく各段階で、組織として求められる新たな機能や役割に対応していく必要が出てきます。それは多くの場合、企業当初からがんばってきたメンバーだけでは対処できない、場合によっては、創業メンバーがあるポジションに居続けることが組織の発展にブレーキをかけてしまうことにもなるんです。

ですから時には「適材適所で役員を入れ替える」という決断をしなければ先へ進めないということになります。

私石原が主催している高収益TOP3%倶楽部の勉強会に、フレッシュネスバーガーの栗原社長をゲストとしてお迎えしたときに、
「(理想を言えば)社長自身も創業時の社長と、発展させる社長、安定させる社長、立ち直らせる社長は、それぞれ違う人物がやった方がいい」
というような意味合いのお話をしてくださったんですが、私もまったく同感です。

スターバックス成功物語の中でも、栗原社長がおっしゃるのと同じ意味で、「企業の発展のステージに合わせて役員たちも代わっていった方がいい」ということが、数々のエピソードを通して非常に鋭く表現されています。

ですので、その企業が最初に役員を任命するときに、将来的に役員が代わることもあると思って任命しているか、「この人と一生行くんだ」みたいなところでやってしまうかで、先々が相当変わってくるということです。

「人を取るか、企業としての成長を取るか」という選択と、それに伴う人や組織の再構築などで大混乱に陥る・・・といったことを未然に防いでくれる可能性がこの本にはあると思います。

理念を取るか、人を取るか?

企業は必ずしも大きくなれば良いという訳ではありません。しかし、自社の企業理念にはっきりした価値があり、社会的にも大きな役割を担いうる、価値を創造しうる存在だということを信じられたときに、そしてそれが自社のこれまでを共に支えてきた人たちとぶつかったときに、経営者として選択を迫られることがあります。それは「人を取るか、理念を取るか・・・という選択です。

「そういう企業の経営者はこうことをやるんだな」、ということが、本書を通してかなりリアルな形で分かると思います。

この本から得られるもの

企業が発展していく上で、その企業が持つ理念とか目的というものが、いかにその企業に貢献するか?、ということを分からせてくれます。

経営者が自社をより大きく発展させたいと考えたときに、その発展のステージごとにどんな人材を揃えるべきか、またリーダーとしてどう振る舞い、決断していったらいいかについての、かなりリアルな形の参考にもしていただけます。

また、企業と社員との関係のベースにあるべきものについても理解できます。経営側と雇用される側との間には、「企業として掲げた理念の下に共に成長していこう」という基本の合意が前提条件としてあって、その上に給与や待遇、評価のしくみが築かれるべきなんです。このことも、本書を通して得られる、非常に大きな部分です。

この本の読み方・活かし方

この本をご紹介するときにいつもいうのが、「最初の50ページがとにかくつまらないです(笑)」ということです。

どうやらハワード・シュルツ氏がスターバックスの創業者ではなく、その将来性に惚れ込んで後から経営に参画した人物であるせいか、本にするに当たってそれまでの経緯を説明する必要があったようです。

ほとんどの人がその経緯の説明の部分で挫折して読むのをやめてしまうので、とくかく最初の50ページはフォーカスを思いっきり緩くしてサラッと読んでしまって(笑)、その先に進んでください。そこから先は、面白くて止まらなくなると思います (*^_^*)