日時:2008年04月14日
第76回目 高収益トップ3%倶楽部 東京勉強会
今月のおすすめ本
『プロフェッショナルの条件 ―いかに成果をあげ、成長するか― 』
P・F・ドラッカー(著)ダイヤモンド社 1800円+税
今みたいな不況の時に、自分のビジネスについて経営者がどんな風に考えたほうがいいかというと、やはりビジネスの原点に立ち戻ってみて欲しいと思います。
自分のビジネスをしっかりと振り返って、「いかに収益を上げるか」について徹底的に考える、ということですが、そういう時におすすめしたいのが、しっかりした理論が体系的に書かれた経営書です。
最近のビジネス書は、さらっと読めるようなサクサクした本が多いのですが、ずしっとくるタイプの経営書、中でもドラッカーさんの本は、本当に何度読んでも新鮮な気付きがあります。
ドラッカーさんは、本当に多くの名著を残されていますので、一体どれから読んだらいいか分からない、という人も多いかと思います。そんな中で、この『プロフェッショナルの条件』は、ドラッカー入門としては一番おすすめできる本です。
まだドラッカーを読んだことのない方は特に、ゴールデンウィークですとか、少しまとまったお休みが取れるときにでも、ぜひ読んでみて欲しいと思います。ただ「家族旅行に持って行って読む」という人はいつ読むか考えてないと、楽しいはずの家族旅行で、「卓越した成果を上げるためには・・・」なんて一人で考え込んじゃうかもしれませんから注意が必要ですが(笑)、そのくらい知的刺激に満ちたすばらしい本ですよ。
今月のハイライト
4ステップマーケティングを見直す ― 顧客化、本当にできていますか?
今の不況は今までの不況とはちょっと違います。何が違うかというと単にものが売れないだけではなくて、物が売れない上に、原材料の値段が上がっているんです。売り上げは落ちるけどコストは上がる、というとても厳しい状況なわけで、ここは本気になって自分のビジネスを見直す、ということをしてみて欲しいと思います。
不況のときにみんながどっちに走るかというと、新規を取りに行く、という方向へ行ってしまいます。するとどうなるかというと、「新規は取れたけど、自分のお客さんはよそに取られた」(笑)というようなことになりがちです。
みなさんは逆へ行ってください。つまり、今いるお客さんを大切にして、しっかりと顧客化することを考えるわけです。
日本経営教育研究所がマーケティングのコンサルティングをするときに、「1) 集客 2) 見込客フォロー 3) 販売 4) 顧客化」の4ステップのうち、4) の顧客化から見直すことが多いんです。受け皿がしっかりしていないと、風呂桶の栓が抜けたまま水を貯めようとするような状態になって、いつまでたっても収益が安定しないからです。
私の顧問先の社長さんは、みなさん私の本をよく読んでくれていて、「先生の4ステップのことはよく分かっています」といってくれる方が多いんですが、先日も顧問先のある急成長中の会社の社長さんに顧客化のしくみを作ってもらったところ、顧客の流出率が1%を切るほどの数字になりました。この社長さんは、ご自身のビジネスをどんどん伸ばしている本当に優秀な経営者で、指導を始めた当初から、「先生の4ステップは最強ですよね!」とかって言ってくれてたんですが、この間お会いしたら、「初めて"顧客化"の意味が分かりました・・・。」なんておっしゃっていました。(^^
顧客化は(一部の顧客化の難しい業界を除いて)ほとんど業界でやるべきなんですが、私の本をよく読んでくれている社長さんの会社でも、本当に顧客化ができている会社はすごく少ないんです。
この顧客化が分からないと4ステップのマーケティングは完成しません。ぜひ3%倶楽部のマニュアルを読み直して、ご自身のビジネスのマーケティングのしくみを見直してみてくださいね!
今月のゲスト
株式会社ナカムラ 代表 中村 貴男氏
中村社長は、低迷を続ける名古屋の菓子業界で同業他社が次々と廃業に追い込まれる中、そのユニークなアイデアと行動力で、すばらしい活躍を続けている経営者です。
中でも、お客さんオリジナルの図柄の飴をネットで受注し、オーダーメイドするサービス「まいあめ工房」をはじめたところ、各業界のトップ企業を含め、全国から注文が殺到!現在も生産が追いつかない程の活況を呈しています。
株式会社ナカムラ
オリジナルキャンディー手作り飴「まいあめ工房」
今回の講演では、
発想の転換がビジネス環境を変える! ~手作りあめを広告媒体化したアイデアと手法~
というテーマでお話しいただきました。
中村社長、こういう講演ははじめて、ということで、はじめはほんとに緊張されていたんですが、はじめて、という言葉が信じられないくらいの素晴らしいお話し振りでした。(^^
ご自身がお父様の後を継いでお菓子問屋業界に飛び込んだ、というところから話が始まったのですが、ユニークなエピソードやアイデアの数々に、聴衆のみなさんもどんどん引き込まれて、身を乗り出すように聞き入ってる方もたくさんいらっしゃいました。
明らかに縮小していくことが分かっていた市場にあって、中村社長が何を考え、どんな戦略を立てたのか。また、今から10年以上前、普及し始めたばかりのインターネットという新しいメディアで、物が売れるかどうかをどう検証し、ビジネスの武器にしていったのかなど、面白くもためになる、まさによそでは絶対に聞けないようなお話のオンパレードでした。
参加者アンケートの一部をご紹介すれば、中村社長のお話がいかに刺激とヒントに溢れた素晴らしいものだったかが想像していただけるでしょう。
- 中村社長のビジネスモデル作りの思考法が面白く、また勉強になりました。
- 顧客ターゲットの絞込み、探求力、大変勉強になりました。
- ストーリーがあって全くあきませんでした。とっても参考になりました。
- アイデアを自社でも応用できることはないか、すぐに考えてみます。
この他にも多くの方からコメントを寄せていただき、今回も大成功のゲストコーナーとなりました。(*^^)v
特に、「ルールがあるから面白い」という、マーケットにある制約を逆にゲームのように楽しみながら、他のプレーヤーたちが気付いていない機会や戦い方をビジネスにつなげていくという中村社長の考え方は、多くの方に共感と挑戦することへの刺激を与えていただいたと思います。
お話の詳細は、5月の経営情報レポート「今月のゲスト」のコーナーでチェックしていただけますので、今回参加できなかった方も、ぜひ注目してくださいね。(^^
中村社長、すばらしいお話、ありがとうございました!
今後の勉強会予定
今後の開催予定・お申込みページをご覧ください。
一般の方のご参加もお待ちしております。早く定員に達することもありますので、できる限りお早めにお申込みされることをおすすめします。











































