第74回目 高収益トップ3%倶楽部 東京勉強会
日時:2008年02月07日
今月のおすすめ本
『脳を活かす勉強法』
茂木健一郎 PHP研究所 1100円+(税)
脳に何を教えたらいいかというと、"わからないことがわかった時のおもしろさ"を教えるんです。そうすると驚異的に自分が成長します。
普段から自分の脳を活性化させて何かをしている人で、このこと意味とか楽しさが体験的にわかっている人なら、「なるほど!」と思うはず。 脳がおもしろさを覚えてしまったら、もう成長は止まらないって感じですね。
成功している人は、自分の脳の喜ばせ方を知っているんです。ちなみに私にとっては、ビジネスモデルを分析することが至極の喜びです。(*^^)v
このことを理解してもらえる事例として、以前私がお会いしたある学習塾の先生のお話をしました。「入った子供たちが勉強好きになって、みんな成績が上がってしまう」、という三重県のある学習塾の秘密です。
100マス計算を使ってやるんですが、この先生は100マス計算の"本当の使い方"を知っているんです。その塾に入った子供たちは、全員、まず100マス計算をやるところからスタートさせるそうなんですが、そのやらせ方、に秘密があるわけです。
やった子供たちは、みんなこの本で説明されているような"脳を喜ばせる"感覚が身についてしまって、勉強をして何かが分かるようになることの喜びを感じて勉強するようになるそうです。そうなったら、学校の成績なんか、もうほっといても上がって行きますよね!
今回出席されてこの話を聞いたある社長さんが、勉強会のアンケートに、「新卒の教育に応用できそう」なんて書いて下さってましたが、本当にそのとおりだと思います。
で、その百マス計算の使い方ですが、聞き逃した方は、今後の勉強会や懇親会(東京)の会場で聞いていただければお教えしますから、是非参考になさってみてください。
今月のハイライト
すべての会社は研究開発型の企業を目指せ!
みなさんは経営のどこに関心を持っていますか?
経営者として、自分の会社をどこまで持っていければ、とりあえずゴールできた、と言っていいか、わかっているでしょうか?
「経営とは、とにかく売り上げを上げ続けることだ」、と考えている社長さんは本当に多いんですが、これではいつまでたってもゴールはなさそうですよね?もちろん、まず売ることができなければ会社を創業することもできませんし、企業が発展して行く初期のステージでは、売ることで利益を得ることに全力をかけます。しかし、会社を継続し、さらに発展させて行きたいのであれば、社長の関心がいつまでも売ることに向いてしまっていてはダメなんです。
実は企業経営のゴールとは、なるべく早く"売らなくてもいい企業を作ること"なんです。つまり、こちらから売りに行かなくてもいいようなレベルの製品・サービスを研究開発して、マーケットをリードしていくような存在になることを目指すべきなんです。売らなくても売れる商品、というとパラドックスのように聞こえるかも知れませんが、私から見れば、この考え方で経営することは、「すごくオーソドックスな経営」だと思っています。
企業は売ることだけでは成長しませんし、優秀な企業にもなりません。売ることは今日の仕事なんです。トップが売る時間が長ければ長いほど、その会社の成長が遅くなります。それがわからないと、採用する人材像も変わりません。将来をみて、舵を切るのが社長の仕事です。社長が陣頭指揮をとって、今日の仕事をしている会社はまずいですよ。(^^;
実際には、儲かった利益をどこに投資するか、とか、人の採用や組織化のやり方とかがわかってないといけないんですが、今回の勉強会では、これらのことについて、実際に理想的な経営をして勝っている企業を2社紹介しながら、詳しくお話ししました。
今月のゲスト
株式会社ヱビスヤ 代表取締役社長 山岸 健一 氏
山岸社長は、業務用の缶の製造・販売という衰退産業で同業者が次々と廃業する中、新たなビジネスモデルを考え出して一人勝ちしてしまっているとても優秀な経営者です。
山岸社長の作り上げたビジネスモデルももちろん素晴らしいのですが、今回山岸社長に無理を言ってゲストに来ていただいたのは、山岸社長が「社長の本当の仕事」を、社員12人の中小企業でありながら、すごく理想的な形でやれている経営者だからです。
実は山岸社長が出社して仕事をするのは、朝の2時間だけなんだとか。後はスタッフが自分で考えて動く、という形で会社が回るような状態を作ってしまったんです。
今回の講演では、
「衰退産業で強いビジネスを構築できる工夫」
「社内が活性化する社員の動かし方」
という2つのテーマについて、お話ししていただきました。
まず、「衰退産業で強いビジネスを構築できる工夫」ということで、それまでにはなかった缶のギフト用品への用途開発を成功させ、それに特化していく戦略で、4億だった売り上げを12億に伸ばした経緯についてお話しいただきました。新しく創造した缶のギフトマーケットの、新しいニーズに対応するため、自社の機能を作り変え、高度化して、そのままマーケットをリードし続けている経営は、本当にお見事!、という感じです。(*^^)v
もちろんこのお話の内容だけでも、勉強会の参加者のみなさんに参考になったと思いますし、実際に好評だったのですが、でも私は、山岸社長の本当の凄さは、その社員の動かし方にあると思っています。
後半の「社内が活性化する社員の動かし方」では、売上げ、在庫、粗利益、営業利益といった会社の数字をオープンにして全社員で共有し、社員全員で話し合って仕事を進められるようにするまでの工夫や、日々心がけていること、考え方などを、惜しげもなく語っていただきました。
「本当の社長の仕事」とは、世の中と将来を見て舵を切ることですが、山岸社長はその最大の仕事を、実務から手を離し、社員に任せることで、ゆっくり的確に行える状況を作り出しているんです。
各種の数字の経営上の意味や貸借対照表の読み方をどのように教えたか、月次決算のやり方や情報共有のしかた、コーチングの技術を使ったマネジメントの実際などについて、経営者ならずとも、明日からでも試してみたい工夫の数々を披露していただき、今回の参加者はとっても得をしたと思いますよ。(*^^)v
今後の勉強会予定
今後の開催予定・お申込みページをご覧ください。
一般の方のご参加もお待ちしております。早く定員に達することもありますので、できる限りお早めにお申込みされることをおすすめします。



























