日時:2010年01月12日
第97回目 高収益トップ3%倶楽部 東京勉強会
今月のハイライト
新年特別講座「人口の減少、マーケット縮小時代の"新事業モデル"の考え方」
新年最初の勉強会、ということで・・・
新年の第一回目の勉強会は、「新年の特別講座」として開催しました。更なる景気の後退が懸念されていますが、これまでの景気後退と現在の景気後退とでは、その内容に大きな違いがあるのをご存じでしょうか?
これまでの景気後退時には、ビジネスの速度や変化そのものも、景気の後退と共にスピードが減少していたのに対して、現在はビジネスの速度そして変化は加速傾向にあるということです。経営者は落ち込むことなく、この変化に敏感に対応していかなければなりません。
ではその対応策とは何か?・・・ですが、ポイントはリーダー及び人材育成、経営のルール化とディスクローズ、経営者の単独経営や独裁から経営陣での経営への舵取りへ・・・といったことでしょう。ということで、今回の講演は、さまざまな切り口が変化し、なおかつスピードが加速する環境の変化に対応する「新しい経営の形」を示唆する内容になりました。
日本のマーケットはものすごく特殊だと知っておく
日本の中にいると意外に気がつかないものですが、じつは日本のマーケットはものすごく特殊です。狭い国土にこれだけの人口がいる国は、世界広しと言えども他にありません。ちなみに、スェーデンの人口は神奈川県くらいだそうです。このくらいだと国もまとまりますし、ゆとりも生まれるわけですよね(笑)。
基本的に経済の成長は、人口の増加と比例します。日本の人口は明治維新以後の140年間で約4倍になりましたから、これまでの日本のマーケットはずっと右肩上がりでした。そのうえ、世界的に見ても日本人の購買力はものすごく、世界のルイヴィトンの6割が日本で売れ、プラス2割が日本人が海外旅行で買っていた...なんて話もあるほどです(――;)
しかし、これからの日本の人口は「減少」の一途をたどります。ということは、どんな業界の経営者も、その考え方を「180度」変える必要があるということです。まず、経営者自身が「人口減少」を受け入れないとなりません。マーケットが完全に変わったことをベースに、どうビジネスを組み立てられるかがこれからのキーなのです。
ビジネスの構図を単純に考えると、マーケットには、「自分の会社」と「お客さん」と、そしてもうひとつ「ライバル会社」がいます。これまでの人口がどんどん増加していく社会では、黙っていても毎年何パーセントかの「新しいお客さん」が増えていきました。ですから、右肩上がりの社会では、「ライバル」をさほど気にしなくてもよかったのです。
ところが、今後はマーケット自体がどんどん小さくなるわけですから、単純にパイの奪い合いをしているだけではそのうち共倒れになってしまいます。ですから、これからの時代、とくに大切なのは、競合他社を徹底的にリサーチすることです。(今年から当社で、組織営業のコンサルティングを本格的に立ち上げるので、そのあたりもアドバイスできると思います(*^^)v )
ともかく、これまでの景気後退と今回の景気後退の"質"が全く違うことを理解しておく必要があります。これまでは、景気が悪くなるとマーケット自体も減速したので、じっと嵐が過ぎ去るのを待っていれば良かった部分もありましたが、今回の景気後退では、マーケットは加速していく一方なのです。世の中はどんどん進化しますから、暗くなって何もやらない経営者は完全に置いていかれると覚悟しておいてください。
ビジネスの発展期と後退期をどうとらえるか
それでは、「経営者は今どうすべきか」ということですが、まず大前提としてわかっておいてほしいのが、ビジネスの基本スタンスのようなものです。景気がよくなるとき、つまり発展に向かう時は『ビジネスが分散する』のに対し、景気が悪くなり後退するときには『ビジネスは集約へ』向かいます。
どういうことかというと、好況の時代には全体としてはどのマーケットも拡大しますから、どこの会社もどんどん販売の速度を上げつつ、サービスを分業化していくことでビジネスが分散します。こういうときは、リピートや紹介がでるようにしくみを作る「顧客化」など考える必要はなく、他社に利益を振りまいてでも売り上げを上げていくことに専念していれば大丈夫でした。未だに、ここに思考の軸を置いている経営者が多いわけです。
しかし、不況下ではすべて自社でまかなう方向に進みます。伸びきったものが、全て元に戻っていく感じで、ビジネスが今までと逆に向かっていくのです。販売に関しては代理店などを廃止して直販体制へ推移しますし、利益を分配するのではなく内部で確保していったほうがよいということになります。こうした時代には、今いる「顧客」を守りながら、その顧客層に新たなサービスを提供していくようなビジネス形態が望ましいでしょう。
縮小していくマーケットのなかで、どういう会社か勝つかといえば、1+1を「1.5」の価格で提供できる会社です。「1+1+1」のサービスが「2」の価格であれば、お客さんから見て、とても価値のある会社、ということになります。あそこの会社に頼むと、本来バラバラのサービスを一括して頼めるからとても便利で、しかも安くでグレードが高い・・・となれば、他社は入りこむ余地がありません。
これを実現するために大切なのが、スタッフ(ホワイトカラー)の「多能工化」です。リストラをしないで会社が伸びていくには、同じ人にもうひとつ違う仕事をしてもらうのです。もちろん、「単能工」に慣れたスタッフは、拒否反応をすると思いますが(ーー;)、「あれもこれも」できる会社にシフトしていかないと、生き残りさえ難しくなってくると思います。
「全社一丸」はダメ!? 経営は400メートルトラックでの競争である
というように、これからは「経営の目線をどこに持つか」が本当に大切な時代になってきます。たとえば、ビジネスを「400メートルトラック」をみんなしてグルグル回っているようなもの、と捉えてみてください。駅伝とは違ってトラックは円なので、1等賞になった瞬間に、見方を逆にすると"ビリ"になっていることもある、ということです。
もちろん逆もまた真なりで、今までビリを走っていた会社が、ふと気がつけば1等賞になっている可能性もあります。たとえば、他社が一斉に在庫調整をしたら、倉庫が傾くほど在庫を持っている会社が突然有利になります。みんなが中国でどんどん製品を作ったら、メーカーになることをあきらめ、商社に徹して買うことに決めた会社が有利になる・・・そんなことがあちこちで起こっています。
つまり、経営は磨きすぎたらアウトだと思うのです。天下を制したらダメ、8割がたでOKと思う・・・そんな経営感覚が必要だと思います。こんな時代に「全社一丸」はとっても危険です(笑)。社内の思考をひとつにせず、「あれもこれも」の精神でいくことです。長所のなかに負ける原因があったりしますから、あまり研ぎ澄ましてしまうと危険、ということもあるのです。
しかし、今でもほとんどの会社がこれまでの延長線上の、景気発展をベースにした考え方で経営してしまっているので、「この思考をどう逆転できるか?」が重要なキーになるわけですが、会場ではこの思考を逆転させる考え方について、具体的な例などを紹介しながら詳しくお話しました! (*^^)v
経営情報レポートでさらに詳しく取り上げます!
今回お話した内容は、おかげさまでとても好評だったんですが、実は会場でお話し切れなかった内容もまだまだありました。そこで、高収益トップ3%倶楽部の会員向けに発行している「経営情報情報レポート」の今月号(2010年2月20日頃発行予定)で、より詳しく取上げることにしました! (*^^)v
この続きが読みたい方は、ぜひ今のうちに入会してください(*^_^*) 3%倶楽部の詳しい資料は、こちらから請求してくださいね。お待ちしていま~す(@^^)/~~~
参加者の感想
- 「新事業モデル」の考え方は素晴らしい内容でメモを取りきれないほどでした。
- 客観的な経営、とても共感しました。経済衰退期のビジネスも勉強になりました。数値の例が多く説得のある内容でした。
- 毎回刺激をありがとうございます。「思考を変える」それを自分がやる事が重要だと思います!
- 素晴らしいセミナーでした。とりわけ、今後の経営のあり方は勉強になりました。ありがとうございます。
- 久しぶりの参加ですが、自分を引いて見る機会になります。もっと抜本的にビジネスを見直してみます。
- 凄く勉強させて頂きました。弊社で考えていることも比較できて、大変為になりました。また、勉強会にこんな人数を集めるマーケティングの運営はすごいと思いました。私の方も地道に続けようと思います。
- 「世の中に悲観的になっている場合じゃない。前を向いて進むしかない。」と、「チャンスはある」と希望をいただきました!
- 「新事業モデル」の考え方は素晴らしい内容でメモを取りきれないほどでした。
- 大変わかり易く、かつ実際にすぐ行動できるものだと思いました。世の中の動きに敏感になれる経営者になりたくて、今やるべき考え方を教えて頂けました。
来月はビッグなゲスト、あのフレッシュネスバーガーの創業者、栗原社長をお招きします!!ぜひ楽しみにしていてくださいね!
今後の勉強会予定
今後の開催予定・お申込みページをご覧ください。
一般の方のご参加もお待ちしております。早く定員に達することもありますので、できる限りお早めにお申込みされることをおすすめします。











































