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勉強会情報

勉強会ダイジェスト(レポート)

日時:2010年06月15日

第102回目『高収益トップ3%倶楽部』東京勉強会

今月のゲスト

コンビネクスト株式会社 代表取締役社長 木下道太 氏

今回のゲストは、まさに"豪快"という言葉が良く似合う元祖社内起業家、コンビネクスト株式会社の木下道太社長にご登場いただきました。

木下社長は、ベビー用品の大手コンビにおいて、社内にまったく協力者もいない中、今や別会社として分社独立し、年商約50億円を売り上げるアパレル通販事業をゼロから立ち上げた社内起業家です。さらに、業績の悪化したコンビ本体の再建を、経営の全権を委任された形で引き受け、1年で実現してしまった辣腕経営者でもあります。

木下社長の著者『年に一度は退職届を書きなさい―いまの仕事を快適にする36の法則』(ダイヤモンド社)の中で語られている型破りな提言の数々は、ご本人が「普通に」実行してきたことばかりだそうで、最近ではなかなかお目にかかれないほどの発想力と行動力を持った経営者です。

講演でも、ちょっと危ないくらいに豪快な木下節が次々に炸裂し、会場は熱気と笑いの渦に巻き込まれました (*^^)v

「年商50億のアパレル通販事業をゼロから立ち上げた社内起業家から学ぶ、
創業の極意」
明日から仕事が絶対に面白くなる!

みなさんの明日からの仕事が面白くなる、絶対に面白くなる! 今日、私がお話しする目的はこれです。」

木下社長の講演は、こんな力強い言葉からスタートしました。

仕事が楽しければ、その人の人生は必ずハッピーになる。シンプルに考えて、一日の中で一番長い活動が仕事。ここが楽しくなれば人生楽しいに決まってる・・・これは一つの真理、というとちょっと大げさかもしれませんが、ビジネスの携わるほとんどの方に共感していただけることだと思います。

では、どうやったら仕事が楽しくなるのか・・・? 誰もが聞きたいこの問いに、木下社長はご自身が歩んできたこれまでのビジネス人生を通して得た、木下流の答えを示してくれました。

講演を通してのキーワードとして、最初に木下社長があげたのが、「時代変化」と「道を創る」という2つの言葉です。

まず、「時代変化」に対応しなければビジネスは成功しない。何かにキャッチアップすれば良かった時代はとっくに終わっていることが分かっていないとダメで、お客様の価値観の変化にどれだけ対応できるかが勝負です。

そう考えると、新規事業を立ち上げるときに、どこかの「専門家」に聞くとか、過去のデータに当たったりしても意味がありません。ではどうするか、ということの答えが、2つ目のキーワードである「道を創る」こと。前例のない自分の道を新しく切り開くことだ、と木下社長は語ります。

そしてこの「自分の道を創る」ことは、そのまま仕事を楽しくする何よりの方法だ、というのです。

アパレル事業立ち上げの道のり

人マネや後追い、こんなものは仕事でもなんでもない

木下社長のこの言葉は、まさに新しいチャレンジの連続だった、その歩みを共に振り返ることで、会場のみなさんの心にも深く刻まれたことでしょう。

ベビー用品メーカーの老舗、コンビには、アパレル、ベビー服の事業部門がありませんでした。理由は、アパレルはなかなか難しい、儲からない、という定説のようなものがあって、誰を手がけようとしなかったからですが、もともと大きな会社に入って組織作りや運営についてのノウハウを盗もう、という目的で入社し、その目的をほぼ達した木下社長は、「アパレルを立ち上げてコンビをやめようと勝手に思った」んだそうです(笑)。

難しいとされるアパレル事業を作り、成功させることによって、新しいマーケティングの手法を確立しよう、という狙いがあったそうですが、単に新しいだけでなく、あえて難しいとされるジャンルに挑戦しよう、というのがまた豪快で、面白いですよね (*^_^*)

それまで、アパレルについてはまったくの素人だった木下社長でしたが、コンセプト作りや計画段階では、アパレル業界の人やその道の専門家には何も聞かなかったそうです。
その木下社長が立てた計画を耳にしたアパレル業界の人間の誰もが、「うまくいくわけがない!」、「アパレルを舐めている!」・・・みたいな反応だったそうですが、当の木下社長は、まったく意に介さなかったとか(笑)。

普通、自分がこれから手がけるビジネスの業界の先行者や、専門家と呼ばれる人間の言葉には、強い影響を受けてしまうものだと思います。木下社長が揺らがずに前進できたのは、それらの雑音を跳ね返せるだけの、明確な事業コンセプトがあったからです

今までになかった商品を・今までになかった方法で提供し・お客様のライフスタイルを変えていきたい」というもので、この明確なコンセプトを作ったことが、成功できた大きな理由だった、と振り返ります。

会場のみなさんへのアドバイスとして、「何か新しく事業を行うときは、こういうコンセプトを作れるかどうかが大事」だと、コンセプト作りの大切さを繰り返し強調していました。

また、専門家の否定的な言葉に揺らがずに進められたもう一つの理由は、先にあげられていた「時代変化」への対応という考え方です。

  • これまではサンプルがあって、キャッチアップすればよかったが、最近はやってみないとよくわからない
  • こういうマーケットの環境の中、やった人だけに次が見えて、やらなかった人にはいつまでたっても次が見えない
  • つまり、新しいことをやった人にだけ次が見える

・・・というのです。
「行動すれば次の現実」、ではないですが、これには私もとっても共感を覚えましたね (*^_^*)

見開き1枚のカタログ、FAX1台でのスタート

自ら打ち立てた事業コンセプトへの強い信念の元、開発した新商品を300店舗に展開しましたが、木下社長はこれを「やめろ!売るな!」とすぐに引き上げさせてしまいます。

既存の店舗では、せっかく作った今までになかった商品を、今までの商品と一緒の売られ方をしてしまったからです。これでは、お客様に新しい商品の価値や、その背景にある想いを伝えられません。それで、売り始めたばかりの商品を、全部引き上げさせたわけです。これも、強い信念がなければとてもできないことですよね。

そこで木下社長が考えたのが、通販をやろう、ということでした。
「我々が作ったものの良さをきちっと伝えるには、通販しかなかった」とうのがその理由です。

社内には誰も協力者がいないですから、雇ったアルバイトの方1名を雇って、FAXを引き、A4見開き1枚のカタログを作りからスタートしたといいます(当時既に役員だったそうです)。そうして作ったカタログを、顧客データをかき集めて3000名の名簿を作り、発送したのです。

これもひとえに「お客さんに、いいものをきちんと送り届けたいから」という想いからですが、ここで木下社長が会場のみなさんに当時の手作りのカタログをかざしながら、呼びかけるようにおっしゃっていたのが、

新しいビジネスであれ事業であれ、こんなものからでもスタートできる!

という言葉でした。はじめから格好をつける必要もなければ、規模も問題ではない。大事なのは、そのビジネスに賭ける信念と、それをお客様にきちんと届けることだ、ということですが、これは私も含め、忘れずに覚えておきたい言葉ですね。

そうして投げかけた3000通のカタログへのレスポンスに対する木下社長の受け取り方も、事業家としてぜひ身につけておきたい感覚です。

これは、他の社員からしたら不可解でしかなかったようですが、当時の木下社長は、1枚ファックスが来たら「100件きた!」、3件注文が来たら「300件きた!」と喜んでいたそうです。

もしカタログを100倍の30万人に撒けばレスポンスも100倍、カタログのページを100倍にすれば・・・と考えて、将来見込める事業規模を推計していたわけです。

これは、ビジネスの規模ではなくビジネスのモデルを見ていた、と言い換えられると思いますが、事実、3年後には毎日1000件以上の注文がくるようになったといいますから、木下社長のビジネスに対するものの見方、捕らえ方が、いかに的確かが分かりますよね。

全てを賭けた第二弾のカタログで

そして木下社長が「これに全てを賭けた」とおっしゃる、第二弾のカタログを作ります。これに失敗したら田舎に帰ろうとまで思っていたとか。

このカタログには、「妥協ゼロ」、「お店じゃなかなかいいものは買えません」、「納得のいかないものは絶対に作りません」・・・といったコピーや文章が盛り込まれました。単なる商品カタログの範疇を超えた、カタログであってカタログでない、想いを伝えきる本のようなものを作ったのです。

中には木下社長が「はっきりいって嘘でした」と語る(笑)「全品売れ筋」みたいな少し過剰な言葉もあったそうですが、これは「悪いものは絶対作ってない」、という想いを伝えるためもので、結果は5億円を売り上げる大成功!その後も2000年の5億から翌2001年に11億、2002年に22億・・・と倍々ゲームで売上げを上げて行きました。

本当の自分の想いとか、お客様に対してこれが絶対に正しいんだ、ということをしっかり伝えれば、こういうことが起こりうる、ということだと思います」と語った木下社長。強い信念を持ってチャレンジを続け、今なお前進を止めない経営者の姿に、会場のみなさんも大きな刺激を受けたんじゃないでしょうか (*^^)v

当日はここから、コンビ本体の大改革の話や、起業を目指す人、すべてのビジネスパーソンに向けてのメッセージなど、ここではとてもお伝えしきれない内容を最後の質疑応答の時間まで、一切の出し惜しみなくお話いただきました。

志を高くして、沸点を上げて、お客様の価値に答える思想をもって、強い事業家になれ!」と講演を締めくくった木下社長。質・量ともに本当にすばらしい内容で、「木下社長に講演を依頼したいが可能か?」というご質問などもいただいている状況です。そんな個別の講演も受けてくださるそうなので、ご興味のある方は、ぜひこちらまでご相談ください。

それでは来月も、どうぞ楽しみにしていてください(@^^)/~~~

参加者の感想

  • 「ビジネスは今までと違うことをやって価値を高めていくこと。」明日から、今から役立てたいと思います。
  • 独立して13年目になりますが、今まで何をしていたんだろう?って思いました。
  • パワーがあって、お話が簡潔でわかりやすかったです。
  • 強い決断力と信念。「この条件で誰か社長をやってみろ・・・誰もいないから俺がやる」このスタイルが最高でした。
  • 熱さがたまりませんでした。ありがとうございます。
  • 豪快なそして決断力、リーダーシップの強い方で、考え方等の勉強になった。
  • 木下さんの信念を感じました。
  • 共感する部分が多く、これからの自信になりました。
  • すばらしいインスピレーションと気持ちの強さの大事さを勉強した。
  • 「一人一仕事」など、力強く、表現がシンプル。一言で「すごいパワー」を感じました。どのような考え方、価値観を持っているかがすりこまれるかの様に伝わってきました。
  • 木下社長の話は、思っていた以上の話。顧客指向は何か、製品は誰に何と伝えるのか、わかっていたようでわかっていなかった事に気付きました。ありがとうございました。

来月も、ぜひ楽しみにしていてくださいね!

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