HOME > 高収益トップ3%倶楽部 > 勉強会情報 > 勉強会ダイジェスト(レポート) > 第126回目『高収益トップ3%倶楽部』東京勉強会

勉強会情報

勉強会ダイジェスト(レポート)

日時:2012年06月05日

第126回目『高収益トップ3%倶楽部』東京勉強会

今月のゲスト

価値は発見するもの!『地球の歩き方』発行元
株式会社ダイヤモンド・ビッグ社 代表取締役社長 藤岡 比左志氏
01.jpg

今回の東京勉強会は『地球の歩き方』を出版されている株式会社ダイヤモンド・ビッグ社の藤岡 比左志氏をお招きして『転機を迎えた日本市場への立ち向かい方』~中小企業が生き残っていくための選択肢とは~というタイトルでお話していただきました。

藤岡氏とはある会合でお目にかかったのですが、その講演を聴いてとにかくビックリ(@_@;)。左脳と右脳の両方に訴えかける説得力のある講演スタイルに、私は一発でファンになってしまいました。こういうことは滅多にないのですが、その場でゲスト講演を依頼し、今回のゲスト講演が実現したのです(*^^)v

もともとは、ダイヤモンド社の編集者として社会人生活をスタートさせた藤岡氏ですが、ITバブルの時代に創刊したマネー誌「ダイヤモンド・ザイ」の編集長を務め、経営企画本部長、取締役を経て2003年にダイヤモンド・ビッグ社の専務取締役に。17億に及ぶ負債をわずか数年で黒字化した功績が認められ、2008年、同社代表取締役社長に就任するという経歴の持ち主です。

今回のお話はそうした体験をもとに、世の中の見方やサバイバル時代を勝ち抜くヒントが随所にちりばめられ、今現在、自社が置かれている状況をリアリティを持って理解し、今後どのように仕事に取り組んでいくべきかということを強く感じてもらえたと思います。本当に価値ある講演となりました。

転機を迎えた日本市場への立ち向かい方 ~中小企業が生き残っていくための選択肢とは~
『地球の歩き方』が学生を海外に連れ出した!?
02.jpg

みなさんの中にも若かりし頃、『地球の歩き方』のお世話になった方も多いと思いますが、その発行元であるダイヤモンド・ビッグ社は、もともと「就職ガイド」を作っている会社でした。1969年にダイヤモンドから分社化されたそうですが、折しも70年代の就職市場は、完全な学生側の売り手市場。企業は内定者を確保するために、あの手この手を尽くしていた時代です。

そんな中、同社にいた知恵者が、入社前の「海外研修旅行」に目を付け、語学研修なども含めたプランを作り始めたそうです。その一方で、学生の個人旅行にアプローチし始めます。

しかし、当時はまだ海外旅行が相当高価な時代で、ヨーロッパ旅行などは「初任給の10倍」といった価格でした。当然、キャッシュで出せる人は滅多にいません。そこでまた知恵者がいて、「内定書を担保に学生にローンを組ませたらどうか」という画期的なアイデアが出てきたのです。

銀行に掛け合ってみると、意外にもそのアイデアが通り、学生ローンなど存在しなかった時代に、「時間のある学生のうちに海外旅行を楽しんで、旅費は就職してから返す」というスタイルを、みるみるうちに確立させてしまいました。

 こうして「卒業旅行」が広まっていったのですが、当時の旅行会社のパック旅行は「大人」を対象とした添乗員付きのものでしたから、学生たちにはまったく合いません。なんせ学生には時間がたっぷりありますから、「ロンドンで解散して、1ヶ月後にパリで集合!」といった自由な旅行をしたいわけです。そんな企画を旅行代理店に持ち込むと、彼らは口をそろえて「そんなの非常識だ」と言い張りました。

しかし、「新しいものは常に『非常識』から始まる!」と、藤岡社長はおっしゃいます。当時は学生に向く旅行ガイドも全くなく、それなら自分たちでつくってしまおうと、前年の体験談を集めてガリ版で刷り、翌年の学生たちに無料で配り始めた・・じつは、これが『地球の歩き方』の原点なのだそうです(@_@)

 
『非常識』こそが常に次の時代をつくる
03.jpg

最初は非売品だったこの旅行マニュアルですが、ある時印刷を頼んでいた印刷所の営業マンが「これおもしろいから、市販したら売れるんじゃないか」と言い始めます。「果たしてそうなのか?」と担当者も半信半疑の中、親会社のダイヤモンド社に相談すると「そんなもの売れるわけない」と全員が反対。しかし、ここも『非常識』の精神で、1979年にヨーロッパ編とアメリカ編の同時発売に踏み切ると・・・それがまたおもしろいほどに売れたのだそうです!(^^)! 

こうして、インド編、中国編などと次々に刊行することになり、同社のビジネスの核となっていくわけです。この経緯を藤岡社長は「時代に恵まれていた」と冷静に振り返ります。ビジネスは「時代環境」と無縁ではいられないことを心底わかっている経営者なのです。

現に同社でも、本業だった就職ガイドは、今はやっていません。その分野は、全部ネットに移行したからです。『地球の歩き方』が順調に伸びていった背景には、ジャンボ機の就航、プラザ合意、好景気で若者の所得がどんどん増えたなど、いくつかの時代背景がプラスに働いたわけですね。

そうした眼でこれからの時代を見ると、日本は「人口減少」という大きな問題を抱えていることがわかります。江戸時代に3,000万人だった人口は、戦前には8,000万人となり、現在は1億3000万人。戦後から現在までの経済システムは、すべて「人口増」を前提につくられているものです。そのシステムがすべて破綻に向かい、黙っていれば「市場が縮小する」時代に突入しているのだということを、今一度はっきり認識する必要があるのです。

よく「またいつかは好景気が戻ってくる」と信じている経営者もいますが、「そんなことは絶対ない!!」と言い切る藤岡社長の姿には、清々しささえ感じてしまいました(*^_^*)

ニッチ市場とインバウンド戦略で勝ちに行こう!
04.jpg

では、日本が初めて経験する「消費の絶対量が減る時代」にわれわれはどう立ち向かったらいいのか・・・「まずマスを狙う」という発想をやめること、特に資本力で勝負できない中小企業は、大企業が絶対手をださない「非効率な市場」つまり、ニッチ市場を狙うべきであると藤岡社長は断言します。「ニッチ市場で高付加価値商品を高価格で売る」中小企業に残された道は、ここしかありません。

現在『地球の歩き方』は約210タイトルあるそうですが、このことを意識して価格設定をしているようです。ハワイやグアムなどは「マス」に向かった商品ですから、厚くても1,300円、一方「ミャンマー」や「チベット」などニッチでライバルがいないものは薄くても2,000円といった具合に、儲けるべきところではしっかり稼ぐ「プライシング戦略」をとっているのですが、経営者がこうしたしくみをしっかりつくることが、とても重要になってきます。

もうひとつ重要になってくるのが、「海外戦略」です。一般に海外戦略というと、「進出」することを考えますが、中には日本人に特化した「ドメスティック」なビジネスを展開する会社もありますよね。そういう会社は「海外に出ていくのではなく、海外から日本に人を呼ぶことを考えるべきである」と、ここでも藤岡社長は『非常識』な発想で「インバウンド戦略」を提言します。

今、日本に来る外国人は年間で約800万人。2009年の調査では、世界の人が行きたい国ランキングで「34位」だったのだそうです(―_―)!! 日本人が自国の価値を根本から考え直せれば、もっと海外から観光客を呼べるはずだ、そうすれば人口が増えなくとも、マーケットは4倍くらいになるんじゃないかと考える藤岡社長は、訪日外国人向けフリーマガジン「GOOD LUCK TRIP」の創刊や、地方自治体も巻き込んだユニークな取り組みを始めているのですが・・・

この続きは、映像や音声でお楽しみいただけます。藤岡氏の発想の原点は「編集者の視点」にあると私はみています。徹底リサーチから浮かび上がってくる事実の点と点をいかにつなぐかは、まさに「編集」の仕事です。ここに楽しみを見出している藤岡社長の発想こそが、これからの経営者に求められるものですから、何度も繰り返し視聴していただく価値ある内容です。『高収益トップ3%倶楽部』の会員特典ですので、ぜひ映像や音声を上手にご活用くださ~い (@^^)/~~~

参加者の感想

  • 石原先生が藤岡社長に出会ったときに興奮した、という意味がよく分かりました。高価格戦略とインバウンド戦略を元に、いかに自分のビジネスに活かすかを考えさせられました。市場の創造が本当のマーケティングという言葉がズシリときました。
  • 他社がまねできないように仕組みをつくることはスゴイ!
  • 「今の時代生き残るには手間ひまがかかるんです」・・・心にグッときました。大変納得できるストーリーでした。日本のマーケットについてたくさんヒントを頂きました。
  • 『地球の歩き方』には、NYの旅行ではお世話になりました。ぼろボロになるまで使いました。ある意味NYのお土産です。
  • この空間にいることの大切さに気づきました。有難うございました。
  • 価値の提示が大切であることを学ばせていただきました。
  • 小さな世界で小さく物を見るより、大きくみる事の大切さを学びました。外から自分を見て、これからの仕事に活かせるように明日から頑張りたいと思います。
  • 努力=お客、会社の流れを読む事。=BZ(ビジネス)の歩き方を学ばせていただきました。
  • とても勉強になりました。価値観の転換になります。私は現在長野県在住ですが出身は他県です。言われてみればソバキ、オヤキ野沢菜もたいして好きではありません。長野県が好むのに今一つ違和感がありましたがアジアからの観光客の気持ちにピンときました。
  • 実際にでかけて生の声をきくことは必要だと痛感しました。今後できるだけ出かけて参加したいと思います。
  • グローバルな思考が徹底的に染みついている方だと思いました。固有名詞、ノウハウ満載で有益情報に押しつぶされそうでした。
  • 戦略に脱帽です!
  • とても触発され、アイデアが出てきそうです。
  • 「地球の歩き方」にお世話になりました。今後の市場のとらえ方、考え方とても面白かったです。参考になりました。
  • とても良かったです。自分の思っている常識と外から見る常識がまったく違うこと。日本に必要な経営者だと思いました。
  • これからの時代に対応する為に必要な考え方を学べ、非常に有益な時間を過ごせました。
  • 大変勉強になりました。今後のビジネスの参考になるだけでなく考え方の勉強になりました。有難うございました。
  • 人口減時代に、自社が取り入れるべき戦略が少し分かった気がしています。非常にためになりました。
  • 外で話したくなる話がたくさんありました。高品質、高収益、適正なプライシングを、今後必ず考えます。
  • 一言で言えません。非常に良かった!!
  • 藤岡社長は、思考し続けている人だと思います。
  • アイデアが拡がっていく感覚が面白かったです。
  • すごくおもしろかったです。そのガッツあやかりたいです。今日は参加して本当によかった!

来月も、ぜひ楽しみにしていてくださいね!

今後の勉強会予定

今後の開催予定・お申込みページをご覧ください。
一般の方のご参加もお待ちしております。早く定員に達することもありますので、できる限りお早めにお申込みされることをおすすめします。

詳細情報とお申し込みのご検討
入会をご検討の方へ
高収益トップ3%倶楽部 会員様からの声
石原式ココスタディ
石原明の経営のヒントプレミアム ダイジェスト版
石原明の経営のヒント
石原明から「生」で学ぶ勉強会
『高収益トップ3%倶楽部』


  • ホームページ作成なら、あきばれ・ホームページ作成へ
  • 企業の最速発展を支援するコンサルティング・顧問契約
  • メディア掲載実績
  • 石原明の書籍・経営情報レポート
  • 石原明のおすすめ本ライブラリー
  • 人称.jp
  • 日本経営教育研究所
  • CK Publishing
  • 経営次進塾 NEXT college
  • 企業表彰NAVI(ナビ)
  • 人事評価システム『明快』
  • 究和エンタープライズコンコード株式会社

PAGE TOP

入会をご検討の方へ
会員サイトへ
勉強会お申し込み