日時:2017年07月18日
第187回目『高収益トップ3%倶楽部』東京勉強会
今月のゲスト
税理士・財務コンサルタント 大久保 圭太氏

今月の『高収益トップ3%倶楽部』東京勉強会には、東京勉強会は、税理士・財務コンサルタントの大久保圭太先生をゲストにお招きし、"出口から考える財務戦略とは!?~事業拡大する経営者だけが知っている財務の知識~"と題して、経営者が絶対に押さえておくべき財務戦略の本質についてお話いただきました。
大久保先生は、大手コンサルティング企業出身で、中堅中小企業から上場企業まで、幅広い企業に対する財務コンサルティングに従事されていました。独立後の顧問先は急成長企業も多く、年商1億に満たなかった飲食店が今では年商15億。年商800万で潰れかかっていた介護事業が4年で年商10億超。たった1年で年商・社員数ともに倍増している企業も多数。その他にも、シンガポールにも拠点を持ち、海外進出支援を行うなど、まさに経営者が探し求めていた財務のスペシャリストなのです!
私が心から信頼している財務コンサルタントのパートナーでもあるので、対談はいつも異様なまでに盛り上がり(笑)、以前私のポッドキャスト『経営のヒント+(プラス)』の特別ゲスト編にご出演いただいた時も、互いのリミッターが外れ、かなり刺激的な番組に仕上がりました(*^^)v
ちょうど今月、ダイヤモンド社より『借りたら返すな!いちばん得する!儲かる会社に変わるお金の借り方・残し方』を出版されたばかりの大久保先生の講演は、辛辣ながらもユーモアたっぷり。社長や経営者であっても、財務というとなんとなく苦手意識が湧いてしまう方も多いと思いますが、大久保先生のお話を笑いながら聞いているうちに、「お金」の捉え方がいつのまにか進化を遂げてしまうのです。「現預金残高と利益はどちらが重要か?」「最低限押さえておくべきB/Sの見方」「攻める経営者の共通点」など、様々な切り口で財務戦略についての持論が展開された今回の勉強会に参加できた方は、本当の意味でラッキーだったんじゃないかと思います♪

<<大久保 圭太氏プロフィール>>
早稲田大学商学部卒。会計事務所を経て、中央青山PwCコンサルティング株式会社に入社。中堅中小企業から上場企業まで、幅広い企業に対する財務コンサルティング・企業再生・M&A業務に従事。2011年に独立しColorz国際税理士法人(旧税理士法人ACS)及びColorz Consulting株式会社を設立。税理士業務にとどまらずColorz Groupの代表として、累計数百社に及ぶ財務戦略プロジェクトを統括。
Colorz国際税理士法人/Colorz Consulting株式会社
出口から考える財務戦略とは!? ~事業拡大する経営者だけが知っている財務の知識~

「見た目はフリータに見えるかもしれませんが...一応、税理士です」というキュートなご挨拶から始まった大久保先生の講演は、いきなり本質的なテーマから始まりました。2011年に「Colorz国際税理士法人」を立ち上げた当初は、銀行から来た企業再建の案件を手掛けていたようですが、はっきり言って、お金がなくなってから会社を立て直そうとしても、上手くいく会社は少なかったそうです。というのも、中小企業の社長が財務に弱いというより、お金の相談をすべて税理士さんにしているのが問題で、多くの税理士さんは税務申告を自分の仕事と考えているので、会社の未来のことはほぼ考えていないのが実情なのです。
まず大切なのは「会計」と「財務」の違いを明確に理解することですが、会計とは会社の取引を数値化したり、実績の整理をしたりという「過去」の話です。対して、「財務」とは、資金の調達・運用・回収という「未来」に対する話なのです。もし、税理士事務所との契約書が手元にあったら見直して欲しいのですが、そこには「財務相談」とは書いてないと思います。先ほども言ったように、税理士さんの頭の中は「P/L(損益計算書)」しかないのが普通ですが、財務とは「B/S(貸借対照表)」の話なので、中小企業の社長さんたちは、相談相手を間違えているわけですね。

そこで、税理士という存在の在り方から考え直した大久保先生は、できるだけ「現預金」を減らさずに、「B/S」を軸にした会社経営のしかたを具体的に解説してくださったのですが・・・気になるこの続きは映像や音声でお楽しみいただけます。『高収益トップ3%倶楽部』の会員になっていただくと、映像や音声で勉強会の内容を何度も繰り返し復習できますので、有効活用してもらえるとうれしいです(@^^)/~~~
参加者の感想
- もっとお話を聞きたかったです。
- 大久保先生のお話は、とても楽しかったです。
- 売ることばかり考えていますが、財務についてもこの機会にちゃんと見ようと思いました。
- 楽しく勉強できました。
- 大変良かったです。
- Power pointが先生の話と相まって、とても面白かったです。
- 基本的な考え方はどの業界でも通じるものだと改めてわかりました。とてもうれしいです。石原先生の「税理士が口出すほど赤字になる」のは「医者が治療すれば体が壊れる」と全く同じです。このような人体と企業との共通点をストーリーに作って世に問いたいです。
- 社長-財務について詳しくないとき→ちゃんとした借り方がある。会計については知らなくてもよいなど、"びっくり"の連続でした。
- 今回初めて参加したが適時適切に本質的、ハイレベルな示唆を得られ圧倒されました。この思考のスピードに何とか追いついていける鍛錬を重ねていきたいと感じました。
- 生の石原先生とお話できて恐縮に尽きます。
- 会社経営の数にしろ銀行からの借入にしろ、1つに依存しない、複数の選択肢を常に持ち、リスクのコントロールと腕を奮う自由度を確保することが重要など、大事なことを学ばせていただきました。
今後の勉強会予定
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